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ソフトウェア評価を誰でも簡単にできる品質特性について

ソフトウェアについての話です。実態のあるハードウェアと異なって、目に見えないソフトウェアを評価するというのはすごく困難です。仕様を見ただけでは具体的な性能は見えませんし、実際に運用してみて初めて使い勝手がわかるようなソフトウェアもよくあります。評価が難しいソフトウェアですが、目に見えない製品であるからこそ評価が重要な意義を持つのも事実です。ソフトウェアの評価をできるようにするために行われてきた取り組みが、品質特性と言われる考え方です。

品質特性とは、ある者の品質を示す特性のことを言います。

合理的な基準で定められた項目ごとに品質の特性を評価し、分かりづらい品質評価を誰でも理解できるように評価するという手段です。ソフトウェアの品質特徴に関しては、国際基準であるISOIEC9026という基準が1991年に制定されています。国内のソフトウェア品質特性基準はISOIEC9026で設定されたJIS規格、JISX0129-12003が利用されています。アプリの品質特性は役目性、信頼性、使用性、効率性、保守性、移植性の6つの特性があり、さらにそれぞれに副特性が規定されています。

機能性は指定条件下のもとで必要な機能が実装されているかどうかを示す特性です。ソフトウェアの機能そのものを評価します。

信用性はソフトウェアが正常に動くかどうかに関する特性です。信頼性が低いと安定性を欠くことになります。使用性は使いやすさや分かりやすさについての特性です。誰でも使えてわかりやすいアプリであるかを評価します。

効率性はアプリの効率に関する特性です。

効率性が優れているほど、少ない資源で高い成果を産出します。保守性は修正や改定などメンテナンスのしやすさを示す特性です。保守性が低いと後で変更するのが難しくなります。移植性は別の環境に移植したときの再現度や移植のしやすさについての特性です。特定のハードウェアでしか動作しないときは、移植性がないことになります。